GRAPPA!

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(既にかなり減っているのはスルーして下さい・・・)



最近グラッパのグラスをもらい、
じゃあ仕方ないという言い訳をしつつグラッパを買いました。

「どれだけ食べてもグラッパを飲めばOK」
なわけはないんですが、
食後にグラッパをぐいッと飲むと胃が刺激されて消化を促す、
とイタリアでは考えられていて、
digestivo(ディジェスティーボ=食後酒、消化を助けるという意味も)
のひとつとして飲まれます。

買ったのはNONINO ノニーノのトカイ種からのグラッパ。


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グラッパは
ぶどうの搾りかすを発酵させたアルコールを蒸留して作る蒸留酒のひとつで、
アルコール度数は38〜45度とかなり高め。

ブランデーなどと違い多くは樽熟成を行わずに
ぶどう本来の香りを残すのが特徴、
そのため無色透明なものが多いです。

1970年頃まで余ったぶどうの搾りかすをただ集めて作る、
余り物を再利用するだけの質の低いものが多かったらしいです。



で、品質の向上を求めて初めて単一のぶどう品種の
搾りかすを集めて作られたのが1973年、
ノニーノでピコリットという単一品種を使って作られたのが最初です。

そこからぶどうの品種自体の特徴がグラッパに現れるようになり、
グラッパの味だけでなくイメージも一気に向上、
この手法を真似するメーカーも増え、
グラッパ全体の質が向上したそう。



ノニーノはフリウリのメーカーだけあって、
トカイ、ピコリットの他にも
ミュラー・トゥルガウ、
ソーヴィニョン、
リボッラ・ジャッラなどの、
フリウリ地方の香りの良い品種を使ったグラッパを作っていて、
どれも試してみたいところ。



グラッパがどうも辛口すぎるという場合は
ACQUA VITE D’UVAアクアヴィーテ ドゥーヴァ
(ぶどうのアクアヴィーテ)がおすすめ。

アクアヴィーテはぶどうの搾りかすだけではなく
ぶどう果汁も醗酵させて蒸留するので、
よりフルーティーな味わいでグラッパより香りよく飲みやすいです。
(といってもアルコール度数が低いわけではないんですが)

ノニーノの場合、「UE ウエ」という名前で出しているのが
全部ACQUAVITEのラインです。



・・・というかこれ、
ソムリエのコースでしつこ〜くたたきこまれます。

「GRAPPAとACQUAVITEの違いは!」

「GRAPPA ー VINACCE(ぶどうの搾りかす)!!」
「ACQUAVITE ー UVA(ぶどう)!!!」

ちょっと軍隊っぽく。

コースで勉強したことをだんだんと忘れてきてる私でも、
これははっきり思い出せるくらい(笑)。
これからソムリエコース受講希望の方は
覚えておかれると良いと思います。。



私としてはノニーノの3人の看板娘たちがグラッパの写真より大きいとか、
カンティーナでちょっとモデルポーズをとったりしているのが
いかにもイタリアのメーカーだなぁという気がして
そっちの方もちょっと気になったりするんですが、
グラッパに革命をおこした、
すごいメーカーと思います。



noninoのサイト(英語、イタリア語)






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by chicca-blog | 2010-04-30 09:04 | 食コラム

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