フレンチ介護食

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去年日本に帰国した時に、
帰りの便は一人だったので
空港で時間を持て余し手に取った一冊。

共同通信社が出している、
「進化する日本の食」という新書で
ざっと日本の今の状況なんかがわかるかなと思ったのですが、
中でも多田鐸介さんの「フレンチ介護食」
というコラムがものすごく自分の助けになりました。

彼は多くの料理人と一緒で
若いうちにフランスに渡り星付きレストランを渡り歩き、
日本帰国後も同様に
国内の一流店で働くのですが、
その後調理機器メーカーの調理顧問にヘッドハンティングされたとき
病院や介護施設で働くうちに食べ物を飲み込むことができない
末期がんの男性にゼリーを食べてもらったとき、
介護食の世界に進むことを決意。

ハーブやはちみつ、オリーブオイルなどの自然食品を研究し
アンチエイジングのレシピ作り、
フランス料理とアンチエイジング食材を融合させた
「新介護食」の創作を続けられています。

あいにく日本にいるときに知らなかったので
実際商品を見たりはできなかったのですが
写真で見る限り、今までの介護食とは思えないほど
見た目が本当に美しい。



意外にもフレンチの技法は介護食に向いているらしく、
歯触りを残す日本食に比べて
フレンチの技法では裏ごしたりすりつぶしたりムース、ソースなど
様々な技法が役に立つそうです。


自分がやっていることの先に何があるのかとか
やることの意味を考えたりすることは私はすごくありますが、
一度技術を身につけたらそれをどう使うのは
それぞれなのだし
やっていくうちにわかっていくこともあるのかもと
今更ながら考えてしまいました。
この方に比べたら料理人の世界のはじっこの方にいる私ですが
自分のやることの先にこういう道もあるのかと思うと
ものすごくはげまされる気になりました。




インタビュー記事はこちらから)






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by chicca-blog | 2010-05-30 08:25 | 食コラム

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