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シチリア旅行 -Noto・Modica-

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暑い日々が続いているローマです。
旅行が今週じゃなくて良かった〜。
旅行中も暑ーいと思ってだれていた時もあったんですが、
この暑さに比べるとまだまだ!
通りもいつにも増して観光客ばかり目につくし、
7月に入ったばかりなのにもうバカンスなんですね、さすが。


3泊4日のシチリア旅行を
一週間も二週間もかけて更新するつもりはないんですが、
写真の整理とかがいまいち要領を得ていなくて
なんだかんだで時間がかかってしまっています。
もう少しおつきあいください。







このシチリア南東部の
カターニャ、シラクーザからラグーザにかけての地区は
1693年に起こった地震で大きな被害を受けて壊滅状態に。
その後震災後の復興の際、
ちょうどローマから伝播したバロック建築が
壊滅したシチリアのこれらの都市の建築に取って代わり
数多くの傑作を生み出した、といわれます。


特に壊滅の激しかった、
シチリア内陸部の丘陵地帯にたてられた都市ですが
その復興の仕方は各都市で異なり
その方法は次の三つに分けられるといいます。



まずひとつめは
壊滅した古い街を捨て全く違う場所に新しい都市を建設した
ノートのようなタイプ。

ノートの街を訪ねてみると
たしかに建物の色合いが統一されていて、
街のつくりも綺麗に格子状になっていて
いかにも計画都市という感じ。

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メインの教会とともに、
ニコラーチ通りのバロック建築のバルコニーが見もの。
丘の上に美しくまとまった同じ色あいの街。

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そしてモディカ。
ノートよりもうちょっと西側、内陸に入っていきます。
ここは震災後古くからの街そのものを復興・再生させた第二のタイプ。

古くからの街なみや入り組んだ街路が残り、
街なかの頂上には教会が出現します。

この街歩きが楽しかった!
街のどこからか頂上に達する迷路みたいな道をたどり、
はーはーいいながらだんだん街が下に見えてきて
そのあとに現れる階段の上の教会。




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このシチリアバロックの特徴はローマなんかとは違って
高台の階段の上に実現されているということなんですね。
なので見る方にはより大きく、荘厳に見える。
実際教会の入り口に立ってみると
わずかな空間があるすぐ下から急な階段が始まっていて
心細いくらい高い。
イタリア中でよく見られる、
教会の前のピアッツァで子供達がサッカーをして遊ぶ、
という風景とは違います。


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モディカの街、
ここは行きたいとずっと思っていたけれど
旅行の日程を考えているとき
あまりこの地区の接続が電車にしろバスにしろ良くないみたいで、
あまり5時とか6時起床のきつきつなプランを組むつもりがなかったので
最初ノートに少し寄ってシラクサへ帰ってくるつもりだったのですが
意外とノートの街をさっとまわってしまい、
「で、次はどこ?」
といわれてあわてて時刻表をみてモディカに行くことに。
結局モディカの街がすごくおもしろかったので
行けて大正解でしたが、
帰りのシラクサへのバスは3時間近くかかりちょっときつかった。
それでも10時過ぎにのらくら出発したわりにノート・モディカをまわれて、
ここらへんをまわることを考えている方がいれば
朝早く出発してやる気をだせば+ラグーザもまわれるかもしれないです。

ラグーザの街へは結局いけなかったんですが、
ここは古い街を再生すると同時に
隣接して新たに地区を作った第三のタイプ。

ここまでまわれば完璧!だったんですが
残念ながらここまでは行けず。
きっとまた違う発見があったんだろうなぁ。
まわれる方は是非!!




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by chicca-blog | 2010-07-07 05:38 | 2010シチリア旅行

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