カテゴリ:ナポリいろいろ( 10 )

続・ナポリの畑

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先週の話になってしまうのですがナポリへ行ってました。
ちょうどポモドーロが収穫時期で、
何段にも箱に入れられて積み重ねられてました。
これからピエンノロをマンマが作るんだそうです。
(うしろに写ってる薪は冬に暖炉に使用しています。暖炉、うらやましい!)


こうしてピエンノロを作って
カンティーナや陽のあたらない涼しい場所に吊るしておけば
これらのポモドーロがフレッシュなままで
来年の春までもつのだから、
見る度にすごいなぁと思ってしまいます。



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畑に出てみると、
まだ青いポモドーロもちらほら。
これはこれで熟れるまで待って収穫するか、
このまま収穫してサラダに入れて食べたりします。
シャキシャキした食感でこれはこれでおいしいのです。



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この縮れたバジリコは普通のまっすぐのバジリコより
香りが強いといわれていて
加熱しても良い香りが残ります。

この時期のポモドーロとバジリコのパスタはあっさりして
とても香りが良くてフレッシュ。
私は実はピエンノロにして少し時間がたって水分が抜けたポモドーロを使って
作ったパスタの方がとても濃厚で好きなのですが、
この時期のフレッシュな味わいも好きです。
(といってもベスビオのポモドーロ自体水分が少なく皮が厚いため長期保存が可能、
といわれているので今の時期でも十分濃厚なパスタに仕上がるのですが)


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こちらも以前少し紹介したgelso(桑の実)、
今が旬で黒くなったのを選んで食べると甘くておいしいです。



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ナポリの中央駅もずいぶん工事が進み駅前の広場全体がすっきりしました。
駅の中も新しくなって清潔で綺麗、
前回来た時もそうだったのですが、
ホームの入り口に駅員さんを配置してチケットをひとりひとり確認していて、
チケットを持たない人
(イタリアでは出発前の待ち時間に列車に入り込んでお財布やら荷物やらを
盗む人がいるので)
が入り込まないようにしていました。

ナポリの駅に最初に降り立った6年前は、
駅を降りると異様な雰囲気が漂っていて
鞄をいくら握りしめても怖くて仕方なかったのですが、
ずいぶんそういう雰囲気はなくなってきたと思います。


一年後、二年後この状態をどこまで保てるのか楽しみです。








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by chicca-blog | 2010-07-26 17:46 | ナポリいろいろ

ナポリ家の食卓

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急に雨が降って肌寒いローマ・・・



義両親、
いつもローマに来る時、
大きなスーツケースにいっぱいのナポリの畑でとれた食材やら
サルサ・ポモドーロなんかをたくさん持ってきてくれ、
到着するとすぐ料理をし始めます。

最初の頃はローマまで来て料理までしてもらうなんて悪いなー
と思っていたんですが、
義両親ともどうやらナポリ料理しか食べられない。

最初の頃はいろいろ挑戦して作っていたんですが
食べてくれない(涙)。


コッツェ(ムール貝)は長く茹でないと危険で
小指の先くらいの大きさになるまで煮詰めなければいけない、

肉、魚はたとえ切り身のものでも
「誰が触ったかわからない」
ので全て良く洗う、

マスカルポーネは昔食中毒があったかな何か?で
マンマの中で「危険食材」にランクされていて、
ティラミスは食べられない、

バターサブレを作って持って行ったら一口食べて無言(笑)!

等々・・・。


なのでいろいろ作ってみても
マンマ怖がって食べてくれないんです。

といっても南イタリアらしく、
ものすごくホスピタリティーにあふれた世話好きの性格で、
とにかく自分の手料理を振る舞いたい!マンマなので
もともと怠け者の私は今はマンマが来るとまったく料理せず、
毎回作ってもらってます;)



そんななのでもちろん外食は一切なし。

人生で初めて行った海外は新婚旅行の「パリ」。
パリは素敵だけどご飯がまずかったというので
「何を食べたの」と聞くと
フランス料理のお店に入ってパスタを食べたら

「パスタがアルデンテじゃなかった」

なので仕方なくピッツェリアに通いつめたそう(!)です。


どこまで行ってもナポリ100%の義両親たちなのでした。
もうずいぶん慣れましたが、
イタリア人(の親たち世代?)ってみんなこんな感じなんですかね??









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by chicca-blog | 2010-06-22 03:12 | ナポリいろいろ

プロチダ*2

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コリチェッラ地区、
上から見下ろしたとき一番絵になるこの地区は
車が入りこまない落ち着いた雰囲気。


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実際月曜の夕方、人も少なく
一組の観光客を見かけたほかは
地元の子供たちと老人、
開いているバールはひとつだけ。



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どうやらここでイル・ポスティーノが撮影されたらしく、
そういえばうっすらこういう家の形だったと思い出します。


リビエラのポルトフィーノ、チンクエテッレやアマルフィなど、
海辺の家はカラフルであることが多いですが
それは漁師が遠くからでも自分の家がわかるようにとか
船を塗る時と同じように家にも派手な色を塗ってしまうからだとか、
いろいろいわれますが
ここの港は本当に道も家も船もペンキだらけ。


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ここでゆっくりした後は、
本当は最初プロチダ島ではなくソレントの海に行こうと言ってた私たち、
結局ここでビーチを探すことにしました。



適当にバスに乗り込んで、乗っていたシニョーラに
最寄りのビーチの場所を聞くと
「それならcimitero(=墓場)のビーチがおすすめ」
と言われ(!)、
ちょっとそれは・・・と躊躇していたら
そこもイル・ポスティーノの撮影場所になったビーチとのこと。



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ちなみにバスはとても小さくて、
プロチダのこんな細い道をどんどん抜けて行きます。

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cimiteroといっても海を望む真っ白な美しい小さい家のような建築、
少し沖縄のお墓に似ていました。




ゆるやかな坂を降りて行くと浜辺にたどり着きます。


遠浅の穏やかな海で、
こういうのを見るとしみじみ地中海だなぁと思います。

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まだ6月というのもありますが
人が少なくておだやかな海。

もう何度来ても大好きな島です。






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by chicca-blog | 2010-06-12 08:01 | ナポリいろいろ

プロチダ島*1

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イル・ポスティーノはイタリア映画の中でも最も好きな映画のひとつで、
日本にいる頃からイタリア語の勉強もかねて何回見たことか。

映画の舞台は1950年代で、
チリからイタリアのある島へ亡命してきた詩人パブロ・ネルーダと
島民のマリオとの物語なのですが、
その舞台になったのがプロチダ島。

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引っ越しの時ナポリの旦那さんの実家にこのDVDを預けてあって、
正直イタリアに来てからあんまりじっくり見る時間もなかったのですが
久しぶりに見返してみて、

マリオを演じているのがマッシモ・トロイージというナポリ出身の俳優なのですが
あぁこんなにナポリ方言が強かったんだーとあらためて発見したり、

昔日本語字幕で見てた時の表現を何となく覚えていて
あぁこの場面、イタリア語でこういう言い方してたんだとか、

ベアトリーチェ役のマリア・グラツィア・クチノッタが
ものすごい美人だと感じていたのですが
イタリア人女性を見慣れたためか
案外「よくある顔」に見えたりとか、

もうとにかく新しい映画を見る以上の発見がありましたが
相変わらずいい映画で、
生きて行くうちに遭遇する貧しさや人との別れとか死とか、
そういう悲しみや困難の捉え方が暗さと無縁ののどかな、
それでいて能天気ではない包容力があり
そういう土壌があるイタリアという国を知りたいと思いながら
映画を見てた頃のことを思い出しました。


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さてプロチダ島ですが、
ナポリ港から一時間足らずの小さい島です。

カプリ島がかなり観光地化されていてVIPが集まる島、とされているのに対し
イスキア島は温泉がわきかなりのドイツ人が保養にやってくるため
それを生かして半観光地という感じ、
プロチダ島はそのカテゴリーでは最下位で
ある程度の観光産業はあるとはいえ漁師たちの住む素朴な村という雰囲気。




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まず船が着く港のパステルカラーが印象的な建物。
石造建築のアーチがついた大きなバルコニー、
こうして北向きの家に光を取り込んだそうです。


そこからチェントロ・ストリコへ入って行き、

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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に着いてから
海を見下ろせる坂道を選んで頂上まで登ると、

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コリチェッラ地区の漁村集落の全景が望めます。

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プロチダにくるのは三回目なんですが、
普通ならこの絶景をみたら「夢の中にいるようだ」と思うのかもしれないですが
私はこの風景を思い出す度に「あれは夢じゃなかったか」と思い、
行って目にすると「あぁ夢じゃなかった」と現実に返りほっとします。


これから坂を下って漁師町コリチェッラ地区へ。
ちょっと長くなってしまったので続きます。






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by chicca-blog | 2010-06-11 18:06 | ナポリいろいろ

ナポリ、義父の畑とマンマの昼食

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昨日までナポリへ行ってました。

そういえばナポリの義両親の実家に来るのはクリスマス以来。
ナポリの中央駅の工事が進み、
ローマのテルミニ駅のような感じの外観になってました。
5年前からずっと止まっていたベスビオ周遊鉄道のエレベーターも
初めて動いているのを目にしたし、
ずいぶん綺麗になってきている印象。

以前の、ナポリを降り立った時に感じる
ダイナミックで退廃的な胡散臭さのようなものがだいぶ消え
少し真っ当になった感じ、
この清潔さを保ってほしいです。



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そして食事の前に義父の畑へ。



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まだ少し早いトマトの旬、
これはサンマルツァーノ。



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ナスも後少し




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ズッキーニの花もたくさんもらって帰りました




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枇杷。こんなに毛深いものなんですね?




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ベスビオのアプリコット。IGPです。



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これはGELSOと呼ばれる果実でブラックベリーみたいな感じ。
これから赤くなり、その後熟してくると黒っぽくなります。
一度このジャムを食べてものすごくおいしかったのですが、
残念ながらいつもここでは旬を逃して食べたことないんです。。





そして恒例の5時間に及ぶ昼食会。

私はわんこそばというものを試したことがないけれど
これは西洋の「マンジャ」システム
(「マンジャ」というかけ声とともに客が断るまで(たとえ断っても)
客の皿に次々と投げ入れて空にならないようにもてなすもの)、
根本的に同じものではないかと思われます。




といっても
一度肉団子いりラザニアを食べてトイレに籠って以来、
マンマ軽めの料理を作ってくれ有り難いです。
ボンゴレのパスタとORATA(クロダイ)のホイル包み焼き。

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翌日はプロチダ島へ行きました。
続きます。






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by chicca-blog | 2010-06-09 18:45 | ナポリいろいろ

ナポリの希望

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中央駅付近が一番治安の悪い場所のひとつであるのは、ローマのテルミニしかり、ましてやナポリの中央駅・ガリバルディ広場となれば列車を降りた時点で既にその雰囲気が漂ってきます。

初めてナポリに来た時は見る人全てが泥棒かマフィアに関わる人のような気がしてものすごく警戒して歩いていたので、幸い今に至るまで盗まれたものはなし。それどころか酔っぱらって気を抜いていた東京の小田急線でお財布を盗まれたことがあります。人生そんなものかも・・・


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ところがかなり以前から全く進まないと思っていた駅構内の改築がここに来てだんだん形になってきて、ローマのテルミニに似たガラス張りの駅正面に白いタイルの床が姿を表し、駅構内には大手の本屋、Feltrinelli フェルトリネッリが。
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完成を待つばかりのナポリ中央駅ですが、重要なのはきれいさを保つこと。

かつてのニューヨーク、ジュリアーニ市長の改革のように
街を清潔に保つことでナポリに安全がもたらされることを願うばかりです。


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by chicca-blog | 2009-12-31 03:11 | ナポリいろいろ

ナポリのカフェ CAFFE MEXICO



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ピッツェリアと並んでナポリに来て必ず寄るところ、カフェ。
イタリアでは南に行くほどエスプレッソの量が少なく、濃くなっていくのです。

時間があればカフェ・ガンブリヌスという、ローマのカフェ・グレコのような歴史的なカフェがあってそこはカフェもおいしいのですが、今回はいつも時間がなくなる出発前に寄れる駅近くのCAFFE MEXICOへ。

かなり殺風景なお店で立ち飲みカウンターがるのみ。いつも人があふれているのでカウンターについて注文をするまでいつも大変なので、落ち着く、といったカフェとは正反対にあるカフェなのですが、カフェは本当においしいのでこの一杯の為だけにまた来たくなるはず。

ナポリでは自動的にカフェに砂糖を入れられることが多くて、カウンターで砂糖を入れる前に「AMARO? アマーロ(苦いという意味)?」、つまり砂糖をいれないでストレートで飲むか聞かれることがあります。ここCAFFE MEXCOでは聞かれることもなく(笑)自動的に砂糖が入れられますが、砂糖を入れてからカフェをいれるので砂糖は下に残ったまま。AMAROで飲みたければ混ぜなければいいだけです。
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見えにくいのですが、バリスタの奥にあるのはナポリに圧倒的に多いレバーピストン式のエスプレッソマシーン。上に突き出ている長い「BRACCIO (ブラッチョ、腕の意味)」によって圧力をかけられるので手動での細かい調節が可能なのですが、この方式だとバリスタの腕でおいしさがかなり左右されるそうです。ローマなどで多いのはスイッチをいれればいいだけの自動式。


場所はナポリ中央駅を降りてすぐのガリバルディ広場、駅を背にした右側、CAFFE MEXICOの看板があります。
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by chicca-blog | 2009-12-30 06:21 | ナポリいろいろ

ポンペイの犬

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5年前にポンペイの広場を通りかかった時、
奈良の鹿のごとくたくさんの犬がいて、
全部放されていたから野良犬だと思うんだけど
すごくおとなしくて
観光客と不思議なほど共存していてびっくりしました。

すっかりその風景がインプットされ、
あう人ごとに「ポンペイの犬」は「奈良の鹿」だ、
と話していたら、
今回行ってみたら一匹も見かけませんでした。

自分の体験談なんて所詮こんなもんだなとがっかり。

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今はおばさまたちが所狭しとベンチでひなたぼっこ。

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by chicca-blog | 2009-11-25 05:52 | ナポリいろいろ

陶器の街、ヴィエトリ・スル・マーレ

ここ最近ずっと暖かい日が続き、
シチリア、カターニアでは気温25度以上にもなったそうで、
海に繰り出す人々の水着姿が新聞に大きく掲載されていました。

ローマは今朝になって少し寒くなったような・・・

先週に続き、今週のはじめまでナポリに滞在してました。
家が郊外のせいかネットがなかなか通じず、
更新できずにいました。

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by chicca-blog | 2009-11-21 05:04 | ナポリいろいろ

ナポリのピッツァ

ナポリに行くといつも楽しみにしているのが、カフェとピッツァ。

ピッツァは、
ローマは薄くてかりかり、
ナポリはちょっと厚くてもちもち、
という特徴があって、
ナポリ人はピッツァ発祥の地として自分たちが本物だと思っているし、
ローマ人に言わせると「ナポリのピッツァ、あれはゴムだ」
ということになる。

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by chicca-blog | 2009-11-15 06:20 | ナポリいろいろ