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ナポリ滞在中に寄った八百屋さん。
ローマでは近所に良い八百屋さんがなくて
ついいつもスーパーで済ませてしましがち。
本当はこういうとこの方が
安いし新鮮でいいのですけど、

今の時期だと栗、かぼちゃ、柿などが旬。

そういえばイタリアでも柿はkaki。
日本と同じように生食用の柿と、
渋柿を完熟させた「柔らかい」柿の二種類が売られています。

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↑こっちは生食用の普通の柿。
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↑こっちは柔らかい方。

柔らかい方は主に加工用でぐしゃっとしていて、
そのまま苦もなく裏ごしできて
好みで砂糖を加えてから
お菓子のソースにしたり、
そのまま固めてシャーベットにできて、
秋のドルチェにはかなり使えます。
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by chicca-blog | 2009-11-29 07:08 | イタリア料理・食材

ミシュラン2010

昨日発売されたイタリア・ミシュラン・ガイドブック。
4年間変化のなかった「三ツ星」レストランに今年、
新たにベルガモのリストランテ、「ダ・ヴィットーリオ」
が加わりました。
その他7つのリストランテが一ツ星から二ツ星へ昇格、
一方で不況の影響もあり、14の星付きリストランテが閉店。

昨日11月24日の日刊紙、コッリエーレ・デッラ・セーラに、
ミシュラン二つ星のレストラン、
‘アンティーカ・オステリア・デル・ポンテ’が
ミシュランの審査から降りる旨を発表した、
と報道されていました。

イタリア国内にも、
各レストランに影響を与えるガイドブックとして
エスプレッソ、ガンベロ・ロッソなどがありますが、
やはり皆が一番気にかけるのがミシュラン。

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by chicca-blog | 2009-11-26 06:10 | 食コラム

ポンペイの犬

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5年前にポンペイの広場を通りかかった時、
奈良の鹿のごとくたくさんの犬がいて、
全部放されていたから野良犬だと思うんだけど
すごくおとなしくて
観光客と不思議なほど共存していてびっくりしました。

すっかりその風景がインプットされ、
あう人ごとに「ポンペイの犬」は「奈良の鹿」だ、
と話していたら、
今回行ってみたら一匹も見かけませんでした。

自分の体験談なんて所詮こんなもんだなとがっかり。

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今はおばさまたちが所狭しとベンチでひなたぼっこ。

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by chicca-blog | 2009-11-25 05:52 | ナポリいろいろ

陶器の街、ヴィエトリ・スル・マーレ

ここ最近ずっと暖かい日が続き、
シチリア、カターニアでは気温25度以上にもなったそうで、
海に繰り出す人々の水着姿が新聞に大きく掲載されていました。

ローマは今朝になって少し寒くなったような・・・

先週に続き、今週のはじめまでナポリに滞在してました。
家が郊外のせいかネットがなかなか通じず、
更新できずにいました。

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by chicca-blog | 2009-11-21 05:04 | ナポリいろいろ

ナポリのピッツァ

ナポリに行くといつも楽しみにしているのが、カフェとピッツァ。

ピッツァは、
ローマは薄くてかりかり、
ナポリはちょっと厚くてもちもち、
という特徴があって、
ナポリ人はピッツァ発祥の地として自分たちが本物だと思っているし、
ローマ人に言わせると「ナポリのピッツァ、あれはゴムだ」
ということになる。

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by chicca-blog | 2009-11-15 06:20 | ナポリいろいろ

ベスビオのアグリトゥリズモ

次の日の朝。お腹の調子もなんとか良くなり・・・
車でベスビオを少し登り、目的地へ。

ベスビオは標高1281mほどの火山で、
ベスビオ・トマトはその下限の150m〜400mくらいまでの土地で栽培されます。
実際夫の実家が標高400mくらいのところにあり、
昼は日があたって暖かいけれど夜はかなり冷え込みます。
この寒暖の差はトマトにも良い、といわれるけど、
海に面して暖かいナポリ都市部と比べると少し住みにくい。


さて、本当に手作りをしているところを探して
いくつか訪問地をピックアップしてみたけれど、
電話が通じないところも多く、直接訪ねていったら

「その仕事はもうやってない」

とか

「自宅用に作っているだけだからうちで食べてく?」

だとか、あらためてベスビオのトマトというのは、
少量生産で自家消費用に作られているということを実感してきました。


それにナポリ、特に郊外の小さな街ではまだまだネットビジネス、
どころかパソコンがない家だって多い。
私はたいていのお店の住所をネットで探していたのだけれど、
自分の店舗がネットにのっていることさえ知らない人もいて、

「そういえば昔誰かが来て何か質問に答えたような・・・」

ということも。

私たちからしてみれば
「希少な品種を育て」
「昔からの伝統を守って」
いる生産者だと大げさにとらえて崇める傾向があるけれど、
本人達は昔から同じことを繰り返しているだけ、
といたって普通の顔をしているので、
最初のうちは
「どんなにすごいことをしているんだ」
と張り切って乗り込んでいった私の方が空回りしていたこともよくありました。

ネットと、その人たちの生活にあまりに隔たりがあって、
これはなかなか調べきれないぞと思っていた時、
一件のアグリトゥリズモに行き当たりました。
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これは。

作業所のお兄ちゃんが、キッチンからおばあちゃんを呼んできてくれました。
名前はマリア。
私が作っているものについて説明を聞きたいというと、
次々と話し始めます。

「このトマト缶はね、トマトをつぶさないで丸ごと煮込んだの、
そうすると味がそのまま保たれておいしいから」

「このナスのオイル漬けはちゃんとオリーブオイルを使ってるのよ、
そういうちょっとしたことで全然味が違うのよ」

私が偉大だ、と言われるシェフに以前あったときも、
同じような場面があって、堅苦しい面接を言葉少なに終え、
なんだかこの人、気難しそうでここで働くの嫌だなぁと思っていたら、
厨房に入った途端、

「この機械知ってる?セモリナ粉からこれでパスタができるんだよ、
この機械すごい高いんだけどね、
オーナーに無理言って買ってもらってね、
ほらここに粉入れるとこっから出てきて、
あ、こっちにあるのがうちのレストランのメニューで、
そうそう、何か作りたいものある?
このチョコレート味見する?
厨房で働くとつい長時間労働になるけど今の目標は厨房で死を迎えないことだな・・・」

なんだかこの人と初対面だったっけ?
というところまで、しゃべるしゃべる。
とにかく作ることや、厨房にいることが好きで好きでたまらない人、
聞いていてこっちまでわくわくしてくる人。

このおばあちゃんもそんな感じ。


c0220786_6571657.jpg天井いっぱいのトマト!!これがピエンノーロ!!!




トマト缶と、アプリコットジャムと自家製ワインを頂いて、
さっそく実家で味見。
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ソースの味見の時点では、酸味が勝ってたのが、パスタと合わせると
パスタの持つ甘味でちょうどいいバランスになり、すごい。しっかりしてるんだなぁ。
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by chicca-blog | 2009-11-14 07:14 | イタリア料理・食材

ナポリ食い倒れ

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先週一週間ほどナポリに滞在してました。
滞在した夫の実家は、遺跡で有名なエルコラーノという街をベスビオ山へ向けて車を飛ばして10分ほどで着く中腹あたり、ほとんどベスビオ国立公園の中にあり、ナポリの街を遠景ながら見下ろせる美しいところ。なのですがここまでくるとかなり田舎でもあり、ネットがようやくつながってもとぎれとぎれでほとんど使えない・・・

ローマに戻ってやっといつも通り。

今回のナポリ滞在の目的は、ずばり食材を見てまわること。
やはり最初は、今までで強い衝撃を受けたベスビオのトマトを探してみることに。
・・・でもこのトマトは、だいたいが自家消費用に作っていて、市場で大量生産されることを前提にしていないのが難しいところなのです。

イタリア語で、Artigianaleアルティジャナーレという言葉があります。
これは職人の、手仕事の、といった意味だけれど、いわゆるIndustriale、工業の、つまり産業化による大量生産といった反対にある言葉で、地方分権の意識が高く、家族経営の多いイタリアにはまだまだたくさんのアルティジャー二、つまり職人たちが健在しています。

そんな彼らの作るパスタやトマトは、本当に質が高い。
質が高い、というのはプロ意識の高い職人たちがひとつひとつを丹念に作りこむことに他ならないと常々感じます。今回はそんな彼らの仕事をまずは近くで見ることを目的に。

それはさておき、まずはナポリについてから、恒例の夫の実家での昼食。
イタリアでは、少なくともナポリの休日は、夕食よりも昼食に時間をかけることが多く、1〜2時頃から食べ始めて、終わるのが5時、というのもざら。
もちろん前菜から始まり、それだってプロシュットやらモッツァレッラ・チーズ、オリーブなどてんこ盛り。前菜とパンだけで充分お腹いっぱいになるくらいの量。そこからプリモ・ピアット(たいていパスタとかラザニアなど)、セコンド・ピアット(お肉、お魚)、ドルチェ、カフェなどが次々と。
たいていマンマが台所とテーブルを仕切り、各自のお皿へと次々と取り分けます。
はじめの頃は、どんどんお皿に盛ってもらうのを断りきれなくて、一度ならずともおなかをこわしたことがあります。帰りのチルクム・ベスビアーノ(ベスビオ周遊鉄道)で途中下車したことも(目についたバールに飛び込んでトイレに閉じこもりました・・・ただでさえ日本人なんてめずらしいところだったのに、あぁ恥ずかしい)。
そのうち恒例の昼食がだんだん恐怖になってきて、ローマを出発する前から絶対にものを口にしない、とか前の日にたくさん食べて胃を大きくしておく、などを実践してました。

一度イタリア人の友達に、
「断るのも悪いし、残すのも悪いからどうしていいのかわからない」
と相談したら、
「ナポリ人はよく食べるので有名で、特にお客さんをおなかをすかせて帰したりしたら恥だと思っているから、いっぱいで食べきれません、っていう方がむこうは満足するんじゃないの」
とのこと。

そうか。

何となくわかったし、最近は食べるのにも断るのも慣れてきて、余裕だ、と思っていたら。
久しぶりだったせいか、アンティパスト、ラザニア、メランツァーネ・パルミジャーノ(ナスとパルミジャーノ・チーズのグラタン)・・・あたりから急激に腹痛が。私にナポリ弁を教え込もうをする姑のレッスンをさえぎり、久しぶりにトイレに閉じこもってしまいました。つづく。

その後もまだまだ続いた昼食・・・
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by chicca-blog | 2009-11-12 00:35

ローマ秋晴れの空


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そばを通った日本人の旅行中のカップルの人達が
「イタリアは空がきれいだねー」
と感動しながら通り過ぎていって、
自分のことをほめられたくらい誇らしくなった瞬間。



初めてパリを旅行した時、
現地に住んでいる日本人の方と話す機会があって、
いいなぁ〜とずいぶんうらやましく思ったものですが、
いざ自分がその立場になると、
時々見かける日本人の旅行者がのんびりと幸せそうで、
うやましくなることが結構あります。

結局ないものねだりなのですが、やっぱり住み始めると
ひとりになることが日本にいた頃より圧倒的に多くなるので。
別にそれが寂しさにつながる、ということではなくて、
人に共感を求めることがあんまりなくなってきた時に
ふっと日本にいた頃の心地よさを思い出すというか。


カステル・サンタンジェロに続く橋の上で
結婚式の記念写真を撮ってました。

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スペイン人の団体がわーわーとひやかしていたら
カメラマンがみんな来い!と記念撮影に。

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by chicca-blog | 2009-11-01 09:32 | ローマ散歩