ローマ秋晴れの空


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そばを通った日本人の旅行中のカップルの人達が
「イタリアは空がきれいだねー」
と感動しながら通り過ぎていって、
自分のことをほめられたくらい誇らしくなった瞬間。



初めてパリを旅行した時、
現地に住んでいる日本人の方と話す機会があって、
いいなぁ〜とずいぶんうらやましく思ったものですが、
いざ自分がその立場になると、
時々見かける日本人の旅行者がのんびりと幸せそうで、
うやましくなることが結構あります。

結局ないものねだりなのですが、やっぱり住み始めると
ひとりになることが日本にいた頃より圧倒的に多くなるので。
別にそれが寂しさにつながる、ということではなくて、
人に共感を求めることがあんまりなくなってきた時に
ふっと日本にいた頃の心地よさを思い出すというか。


カステル・サンタンジェロに続く橋の上で
結婚式の記念写真を撮ってました。

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スペイン人の団体がわーわーとひやかしていたら
カメラマンがみんな来い!と記念撮影に。

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# by chicca-blog | 2009-11-01 09:32 | ローマ散歩

イタリアのかぼちゃ


去年のはなし。
久しぶりにかぼしゃの煮付けでも、と思ってスーパーでかぼちゃを
買ってきて、お醤油とみりんとだしで味つけて、しばらく煮てみました。

・・・残ったのはただの水っぽい繊維質。

日本のいわゆる栗かぼちゃと違い、違う品種のものと判明。
味はメロンみたいなスイカの皮みたいな・・・
とにかくジャガイモみたいにホクホクしない。

皮は日本のより色も厚さも薄いのに、
「皮ごと煮て食べる」と姑に言ったらすごく驚かれました。
こんな固いもの食べるのって。

身の堅さも味も違うから、調理法が違って当たり前なんだけど、
頑なに皮なんて食べちゃだめと言い聞かされ
(そういう頑固さがほんとイタリア人っぽいのだけど)
畑でかぼちゃができたからと先週持ってきてくれました。

人の頭よりもっと大きいかぼちゃを目の前で全て
サイコロ状に切り分けてくれて、冷凍庫へ。

私が皮ごと調理して愛する息子に食べさせたりなんかしたら大変、
と思っているのでしょう。

さてさて、もっともシンプルな食べ方は、炒め物。
アーリオ・オーリオでやわらかくなるまで炒めて、
仕上げに塩とパセリ。
歯ごたえもいいし、これでパスタと合わせてもいいとのこと。

今回はMinestra Di Farro、スペルト小麦のスープにかぼちゃを合わせてみました。

先日の乾燥そら豆にしても、たいがい乾燥豆は一晩水で戻すのが基本ですが、中には戻さずに直接煮てもいいものも。

思い立ってすぐできるのでひとパックは必ず家に常備しているのですが、今回はそれにかぼちゃを合わせて煮てみました。

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今回の乾燥豆MIXは、スペルト小麦とレンズ豆、グリーンピース。
この他にもいろんな組み合わせが。


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なんだかあんまりおいしそうじゃないですね。
いや、本当においしくなかった。
ゆですぎました〜
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# by chicca-blog | 2009-10-31 07:44 | イタリア料理・食材

ローマの5月と10月

《5月の半ばにローマにいるというのは、
それだけでありがたいようなことだ。》

と尊敬する須賀敦子さんが『ローマに住みたい』の
エッセイの中で書かれていました。

真夏の炎天下もイタリアらしいといえなくもないですが、
やはり空の青さと光の強さということにイタリアらしさ、
特に南の力強さを感じるので、
それをしっかり感じられるのは5月か、
私はできるなら10月も加えたい。

私もやはり憧れたローマ生活に傷があってはならないと、
しっかりと5月半ばを狙ってイタリアに入国したのですが、

10月のローマを歩いていても、
やはり“有り難い”ことのような気になります。


朝は窓がくもりうっすらと水滴がつくのに、
日中になると半袖でも汗をかくくらいのローマの10月。

ローマ市内には落葉樹が少ないのか、
たまたままわりにないのか、
少なくとも中心街を散歩している分には、
あまり「紅葉」を見かけないのですが、
テベレ川沿いに「秋」を発見。

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# by chicca-blog | 2009-10-30 08:51 | ローマ散歩

乾燥そら豆のスープ

初めてイタリアに住み始めたのは5月で、ちょうど新鮮なそら豆が出始める頃でした。
日本ではゆでて食べるけれど、ローマでは大きく成長する前のまだ小さい豆を摘み取ってしまって、生のまま、ペコリーノなんかの硬質チーズの塩気とあわせて、ビールのおつまみみたいにしてポリポリ食べる。

この前、寒くなってきたからlegumi、豆のスープでも作ろうと思って、乾燥豆を探していたら乾燥そら豆を見つけました。

何でも乾燥そら豆をよく使うのはもっぱら南の方。
中部では、春から夏にかけて生のまま食べられることがやっぱり多いらしくて、同じスープにするにも生を裏ごしして使うことが多いみたいです。

天高く馬肥ゆる秋、今回は乾燥そら豆で挑戦。

一晩水につけておいて、翌日。
袋の裏の「RICETTA」には12時間程度と書いてあったけど、
ピュレのようにやわらかくしたかったので結局翌日の晩まで待って調理開始。
(・・・本当は昼間出かけていて夜になって帰ってきてから、
夕飯はピザでも食べようか〜と言ってたら、鍋にそら豆がほとんどふやけている状態でタップリあるのを発見してあわてて調理したのですが・・・はは)
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パンチェッタと、ミニパスタを合わせて、仕上げにタレッジョチーズを埋め込みました。
日本のカレーライスのように、写真を撮るうちにすぐ表面に膜が張ってきてしまいました。
たくさん豆を水に戻しすぎて、3食これを食べ続けたのも、全くカレーライスと同じ。
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# by chicca-blog | 2009-10-28 22:08 | イタリア料理・食材

ベスビオ産ポモドーロ

毎回ナポリから夫の両親がくる度に楽しみにしているポモドーロ。
実家がまさにベスビオ国立公園の麓にあって、姑が裏の畑でコツコツ作っていて、ローマに遊びにくる度少しずつ持ってきてくれます。

大きさは、だいたい日本のミニトマトと同じくらいで、
特徴はなんと言ってもぽちっと先端が尖っているところ。
夏に収穫してから、ナポリの方言でピエンノーロと呼ばれている、
日陰で風通しのいい納屋などの天井から吊るす方法で保存します。
日本のトマトなどはこの方法では保存できないけれど、
なぜこれはできるかというと、皮が厚くて小さいので、内部の水分を保つことができるから。
これで本当に一年中、フレッシュを食べられます。
だんだんしわしわにはなってきてしまいますが。
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イタリアに来て日も浅い時、まだポモドーロだって何がおいしいのかわからなくて、
サンマルツァーノはパスタ用に加熱するといいんだよな、とか
シチリア産のミニトマトのパキーノとか、そういう名前をちらほらようやく聞き始めた頃、
スーパーで他のポモドーロより2ユーロくらい高かった、ベスビオ産を試してみたことがあったんです。
でも、その時はたいして他と変わらなかった。

その後、初めて姑がポモドーロを持ってきてくれた時。
普通に、パスタ・アル・ポモドーロを作ってくれたら、
びっくりするほどおいしかった。
不思議なほど何故かクリーミーになっていて、しっかり味がして。
「トマトソースのパスタ」、こんなに基本的なもので衝撃を受けれるなんてすごい!
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# by chicca-blog | 2009-10-25 08:23 | イタリア料理・食材

プロフィール

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はじめまして、こんにちは。

もともと食に興味があり
日本でも商社でコーヒーの輸入関連の仕事をしていたのですが、
イタリアに興味を持ち始めてからイタリア語を勉強し続け、
2004年からローマに住み始めました。


スローフード・ローマ支部の活動に参加、
アマルフィ海岸のアグリトゥリズモの厨房で研修、
AISのソムリエ資格を取得後、
働いていたレストランでお菓子作りを任されたことをきっかけに
お菓子の道へ。

ローマ・フィレンツェのホテル・レストランでパティシエとして働いた後、
2010年夏よりパリ在住。





ブログの名前のchicca(キッカ)という名前は、
イタリアに住んでいた時、
イタリアの地域に根ざした特産品のおいしさに感動して
日本にいる姉と一緒にイタリア食材を輸入することを考えていた時に
つけた名前で、イタリア語で
「めずらしいもの、小さくてかわいいもの」
という意味があります。


結局私のパリ移住でその計画は中断しているのですが、
今でも小さい生産者が手作りで作っている
特産品に惹かれる気持ちは変わらないので、
敬意をこめchiccaという名前をそのまま使い続けています。




食を中心に、
イタリア&フランスの話題が中心のブログですが、
楽しんで頂けたらうれしいです。

(2011年1月1日)


contact++
michiamo.noriko(at)gmail.com
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# by chicca-blog | 2009-10-20 06:32 | はじめに